会計年度への変換方法。このような日付形式の変換を行うには、条件付きの計算を使用することができます。ここでは、西暦と月が組み合わされた6桁の数値(YYYYMM形式)を会計年度に変換する方法について説明します。
会計年度は4月から翌年3月までを1年度とするため、与えられた数値の月部分が4月(04)以上ならその年が会計年度となり、3月(03)以下ならばその年の1年前が会計年度となります。
ステップ1: 数値の分解
まず、与えられた数値から年と月を抽出します。例えば、202403
から 2024
(年)と 03
(月)を分けます。これには LEFT
関数と RIGHT
関数が使用できます。
- 年を抽出:
=LEFT(A1,4)
- 月を抽出:
=RIGHT(A1,2)
ステップ2: 会計年度の計算
次に、抽出した月が4月以上かどうかに基づいて会計年度を計算します。これには IF
関数を使用します。
会計年度の計算式は以下の通りです。
=IF(RIGHT(A1,2)>=4, LEFT(A1,4), LEFT(A1,4)-1)
この式は、もし月が4以上ならば年をそのまま使用し(LEFT(A1,4)
)、そうでなければ年から1を引きます(LEFT(A1,4)-1
)。
完全な例
例えば、セルA1に 202403
が入力されている場合、次の式を使用して会計年度を求めます。
=IF(RIGHT(A1,2)>=4, LEFT(A1,4), LEFT(A1,4)-1)
この場合、202403
の月は 03
なので、条件式は FALSE
となり、結果は 2023
(2024
-1)となります。
同様に、セルA1に 202404
が入力されている場合、結果は 2024
となります。これは月が 04
であるため、条件式が TRUE
と評価されるからです。
この方法で、任意のYYYYMM形式の数値を会計年度に変換することができます。
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