報告、連絡の伝言ゲームについてですが、大袈裟ですが下記の例があがっていました。
ある営業チームでは、重要な顧客情報をメンバー間で伝える際に、いわゆる「伝言ゲーム」方式を採用していたそうです。職級の低い者から上の先輩へ、その先輩から課長へ、そして課長から部長へと情報が伝わっていきます。結果として、情報が最初の人から最後の人に伝わる頃には、内容が大きく変わってしまうことが多かったそうです。これを聞いて驚く方も多いかもしれませんが、昔ながらの伝統を重んじる社風では珍しいことではありません。結局、課長や部長がそのまま判断を下す(時には誤った判断をすることもあり)、あるいは情報の最初の提供者に再度確認を求めるなど、無駄な時間が発生することが予想されます。これに対して、新興企業やベンチャー企業などは、このような問題が少ないように思います(あくまで推測ですが)。次回は、昔からの積み重ねで培われた文化が、現代に適しているかどうか、深く考える必要があると思います。この件に関する問題や課題は数多く存在しますが、次回もこの話題について議論を深めていきたいと思います。
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